
動きを科学する『ムーブメントサイエンス・セミナー』でアシスタントを務めました!
筋膜調整セラピスト
トリガースクールの中村です。
8月3〜6日の4日間
Movement Links®下肢帯コース(MTI Tokyoさま主催)の実技アシスタントを務めました。
初日は、ヤンダアプローチや発達運動学的アプローチ(DNS)で著明なクレア先生による概論
整形外科的な不調の多くは、良くない動きを習慣的に繰り返すことによって、一部の関節や筋肉に負担が集中してしまうことで引き起こされることが多いんです。
では、なんで良くない動きを繰り返してしまうのか?
クレア先生いわく、体にはあらかじめ「強くて硬くなりやすい筋肉」と「弱りやすい筋肉」の大きく2種類があるとおっしゃっていました。それは、乳児が生まれてから歩くようになるまでの発達の段階で脳に自動的に組み込まれているシステムなのだと。
この、もともと組み込まれている「強くなりやすい筋肉」と「弱くなりやすい筋肉」といったシステムに加え、普段の生活習慣、例えば
・長時間の猫背姿勢によるデスクワーク
・正しいフォームを無視した偏った筋力トレーニング
・捻挫や肉離れ後の不十分な治療
などによって、さらに筋力や柔軟性のバランスが悪くなってしまって、負担の少ない体の使い方がどんどんできなくなってしまうのです。
さらにクレア先生はヒトの体や動きを治療していく上で「筋膜」の重要性を説いていました。
全身の筋肉は筋膜で覆われていて、ヒトの動きは筋膜によって複雑な動きがコントロールされている。
さらに、脳は筋肉そのものよりも筋膜要素に6倍も繊細で、筋膜の状態によって動きが制限されたり間違った動き方が誘導されていることが多い
という解説でした。
姿勢の悪さや動きの偏りは、筋肉の要素よりも筋膜の問題であるという視点の重要性を改めて確認することができました。
さて、いよいよ実技です。
今回のコースは腰痛や股関節痛など、腰〜足の不調に対してどんな検査や運動が必要になるのかを解説していきました。
まずはデービッド先生が全体で解説。
その後は、グループワークです。
私たちラボ・アシスタントの出番ですね。
受講生のみなさんと一緒に、姿勢や歩き方の観察から筋肉・筋膜の硬さ、筋力や動き方の癖をチェックしたり
クライアントさんの不調に対して、どんな検査や施術から始めたらよいかディスカッションしたり
日を重ねるごとにどんどんレベルアップする先生方のおかげで、わたしも多くのことを学ばせていただきました!
今回、偏った姿勢や動き方にも筋膜の影響が大きいことを再認識することができ、また、実技アシスタントとして多くの先生方のお手伝いができたことを、大変うれしく思います。
お声がけいただいたMTI Tokyoの小倉先生、ありがとうございました!
そして、講師のクレア先生、デービッド先生、通訳の高橋先生、ラボ・アシスタントの先生方、4日間、お世話になりました!
講師のクレア先生(右)、デービッド先生(左)
クレア先生とラボ・アシスタントの先生たち
デービッド先生とラボ・アシスタントの先生たち
筋膜の施術を体験中のデービッド先生
たくさん情報交換できました!
これからも『まずは筋膜・次に運動』をコンセプトに、施術〜エクササイズの一連の流れを必要としている方々にしっかり届けていきます。
TRIGGER School 中村
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