
めまいの理学療法&筋膜調整セミナー 終了!
10月16日(日)
当サロンにて「めまい」の研修会を行いました。
今回で5回目の開催。
「めまいがする」
「体がふわふわする」など
そんな訴えをする方に対して
どんなふうに体を調べて,治療して,トレーニングするべきなのか?
医学的な根拠に基づく方法を教わりました。
講師は杏林大学の松村将司先生(理学療法士)
専門的には「前庭リハビリテーション」といいます。
過去受講してくださった先生方からは臨床での改善報告も沢山頂いています。
やはり知っておくべき知識と介入方法だと実感しています。
今回特に印象に残ったこと
それは
『めまいは特別な疾患でないために,訴える人が多いのにもかかわらず40~80%のケースで無視されている(Neuhause HK, 2008)』
ということ。
つまり、私達が医療従事者がその訴えを「無視」してしまっている現状があります。
何故か?
ズバリ「何をしていいかわからないから」です。
でも、何をすれば良いか知ると
めまいの訴えを聞いたら「無視」せずにはいられない状態になります。
敵を知るということが大切ですね。
「めまい」という訴えはいったいどこからくるのか?
前庭から?内耳から?
どんなことが原因として考えられるのか?
耳石の問題?
前庭の伝導路の問題?
それを見分けるには?
で、結局治せるめまいなの?
治せないのめまいなの?
トレーニングすれば治る可能性があるめまいなの?
んじゃ、どうやって?
それを知っていると「無視」出来なくなります。
残念ながらあなたに治せるめまいではないかもしれません。
しかし
訴えを「無視」することは避けられます。
これってとっても重要なことだと思うんです。
だから専門家の方々には是非知ってほしいと思います。
話は代わりますが
今回から私、半田も少しお話させて頂きました。
私は筋膜を中心に施術をしていますが,結果として
「めまい感が無くなった」とか
「ふわふわしなくなった」など
「めまい感」や「不安定感」が減った,無くなったと報告してくださることがあります。
「どうして筋膜を施術しているとめまいやバランスが良くなるんだろう?」
ずっと自分なりに考えて調べていたことをまとめてみました。
あくまでも仮説ですが
「眼球運動と頚部に関係する反射」と「筋膜の性質」に注目しています。
中枢性(前庭)代償を構築する「前庭リハ」の運動療法の前に
徒手的に介入出来ることがあるのではないか?
徒手的に介入したあとに
「前庭リハ」の運動療法をすると更に効率がいいのではないか?
そのあたりの考えと,評価方法,そして介入方法をご提案させて頂きました。
眼球運動(追視)をチェックしています。
頭頸部への介入です。
今回受講してくださった先生方のご報告が楽しみです!!!
今回受講してくださった先生方ありがとうございました!
「めまい」の訴えを「無視しない」セラピストでありましょうね!
お疲れ様でした!!!
TRIGGER 半田