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第9回日本ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法研究会学術大会でトリガースクール講師の半田瞳が筋膜マニピュレーションが月経周期に伴う骨盤内血流量変化および月経痛に与える影響というテーマで発表しました
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筋膜マニピュレーションが月経周期に伴う骨盤内血流量変化および月経痛に与える影響@第11回日本運動器理学療法学会学術大会in岡山

こんにちは。
トリガースクールの半田瞳です。

2023年11月25日-26日に岡山県で開催された第9回日本ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法研究会学術大会で発表させていただきました。

第9回日本ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法研究会学術大会でトリガースクール講師の半田瞳が発表させていただいている様子です

テーマは『筋膜マニピュレーションが月経周期に伴う骨盤内血流量変化および月経痛に与える影響』です。

臨床上、筋膜マニピュレーションは筋骨格系疼痛だけでなく月経痛など内部機能障害にも功を奏すことが多いです。

そのメカニズムについてはまだまだ明確なエビデンスは構築されていませんが、その一端を担う結果を提示できたのではないかと思っています。

では、報告の一部をご紹介しますね!

要旨

〔目的〕
月経痛の一要因であるプロスタグランジンは、骨盤内の循環動態が悪い場合に過剰に分泌され疼痛を引き起こすと考えられている。血管は筋膜で覆われており、筋膜の緊張のバランスが血流に変化を及ぼすことが報告されていることから、今回は筋膜に対する介入方法の一つである筋膜マニピュレーションが月経周期に伴う血流量の変化および月経痛に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。

〔対象〕
月経痛を有する女性13名

〔方法〕
1回90分の筋膜マニピュレーションを、4週間に1回、計3回実施した。

測定項目は、NRS、超音波画像診断装置による骨盤内血流量(月経期・卵胞期・黄体期)とし、介入前(pre)、介入1回目の後(post1)、2回目の後(post2)、3回目の後(post3)の計4回測定を行った。

〔結果〕
NRSは、preと比較し、post2およびpost3で疼痛の有意な低下が見られた。
骨盤内血流量においては、月経期、卵胞期および黄体期において、preと比較しpost2およびpost3で、血流量の優位な増加がみられた。

〔結論〕
筋膜マニピュレーションは、骨盤内血流量の増加および月経痛を軽減させることが明らかとなった

 

筋骨格系筋膜を介して内部筋膜の滑走性に働きかける筋膜マニピュレーションですが、施術の際には骨盤内血流量にも変化が起きていることが明らかになりました!

今後も自分たちの施術で実際にカラダには何が起きているのかを明らかにしていき、より効果的な介入方法や予防方法などを思案し、提供していけたらと考えております。

第9回日本ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法研究会学術大会でトリガースクール講師の半田瞳と中村が発表させていただきました

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