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トリガースクールの中村が、第52回日本女性心身医学会学術集会で発表いたしました。
  筋膜セラピー

寒冷蕁麻疹を呈する女性に対するFascial Manipulationの効果@第52回日本女性心身医学会学術集会

こんにちは!
トリガースクールの中村です。

8/31-9/1に東京の一ッ橋で開催された第52回日本女性心身医学会学術集会で、発表させていただきました!

トリガースクールの中村が、第52回日本女性心身医学会学術集会で発表いたしました。

第52回日本女性心身医学会学術集会で中村雄一が発表させていただきました

ありがたいことに3年連続で発表の機会をいただきました☺︎

テーマは

『寒冷蕁麻疹を呈する女性に対するFascial Manipulationの効果』

です。

結論から言うと、皮ふ・脂肪・浅筋膜への介入(Fascial Manipulation)を1ヶ月に1回計4回行ったところ、皮膚疾患特異的QOL尺度が良い方向に変化しました。

浅筋膜の評価・介入の例はこちら▼



4回の介入後の変化は下記の通りです。



[合計]
初回:34.1→4回介入後6.6

[感情]
初回:50→4回介入後7.5

[症状]
初回:32.1→4回介入後10.7

[機能]
初回:22.9→4回介入後4.1

症状の寛解にいたっていませんが、皮ふの状態に対する認識は変化してきている印象でした。

では、なぜ良い反応が出たのか?

これは可能性の話になりますが、

皮ふ・皮下組織の動きが良くなったことで、温度受容器の感受性や閾値の変化が起きていたり、

蕁麻疹の発生機序にも考えられているマスト細胞(皮下組織に豊富)に加わるストレスが軽減し、
アレルギー反応を引き起こすヒスタミン分泌が多少抑えられたのかもしれないし、

不安は蕁麻疹増悪要因の1つなので、皮ふへの触刺激による不安軽減効果などもあったかもしれないし、

徒手的介入の可能性を感じていただけたこと自体が心理的な負担を軽減させたかもしれないし、

といった具合に

カラダの中で実際に何が起きたのかは、研究機関でない限り確かめることはできないんですが

おそらく色んなことが作用しているだろうというのが、現段階の考察になります。


とはいえ、徒手的な介入が難しいと思われている蕁麻疹やアレルギー症状に対して、少しでもできることはあるかも?
という可能性を紹介できたことは大きな1歩かなと考えています。

もちろん想像の域を脱していないので、今後はさらに実績を積み上げていきながら、可能な範囲で客観的な生理学的な変化も調査していきたいと思っています!!!

また、これらの内容は自律神経ケアセラピスト養成コースの第5-6講義で取り扱っています。

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I have presented at the 52nd Annual Women’s Psychosomatic Medicine Conference!

The topic was the effect of Fascial Manipulation on women with cold urticaria.

FM is thought to stimulate the thermoregulation, immune and metabolic systems by stimulating the shallow fascia and subcutaneous tissue.

I really appreciate the opportunity to share the possibilities of Fascial Manipulation and fascial care.

Thank you very much!

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