
【目で見る人体最大の線維ネットワーク】セミナーに参加しました!
筋膜を整えて健康を取り戻す
筋膜調整セラピストの中村です。
※詳しいプロフィールはこちら
本日はTRIGGERスクール講師全員で
「Architecture of Human Living Fascia : 人の生きた筋膜の構造」の著者である
Jean-Claude GUIMBERTEAU先生の基調講演に参加をしました!
【Jean-Claude GUIMBERTEAU先生】
GUIMBERTEAU先生の著書
出版社: Handspring Publishing Limited
GUIMBERTEAU先生とは?
※ワークショップの広告より一部抜粋
GUINMERTEAU先生はフランスでご活躍中の外科医です。
また昨年、ベルリンで開催された国際筋膜学会でも特別講演をされています。
GUINMERTEAU先生は、ボルドー大学で手と形成手術の教育を受け、
顕微手術と皮膚移植手術の経験を積んでおられます。
約20年かけて、内視鏡を使った生体組織の視覚化や、皮膚科の組織の微小構造とその動きを研究してこられました。
現在も数多くの生きた人の筋膜のビデオ制作に携わり、生き物を構成する「組織」の新しいコンセプトの発見から、新しいパラダイムシフトを提案しておられます。
どんなワークショップだったの?
体の内部を顕微鏡カメラで撮影し、人の生きている状態での繊維ネットワークがどうなっているかを
ビデオやアニメーションを使って解説していく内容でした。
神秘的な画像や動画の数々
生きている人体の線維ネットワークを画像でみることができるとは感動でした。
普段の筋膜調整において、「何を」ターゲットに「どんな機序で」カラダに変化を起こしているのか?
そのイメージが膨らんでいき、「筋膜」という組織の全体論のようなものが垣間見えた瞬間でした。
GUINMERTEAU先生はおっしゃっていました。
『 線維ネットワークは「滑走」「分裂」「伸張」を駆使した吸収システムである 』と。
そして
脂肪、血管、リンパ、筋膜、筋肉、骨膜だけでなく、その中にある細胞までも
はっきりとした境目をもたずつながっている
もはや
線維ネットワークはそれぞれの組織の構成要素の一部であると。
立体構造をしている膜組織は重力や外力に対しても衝撃を吸収する役割を有しているようです。
そして、その機能を存分に発揮させるには、やはり「水和」がキーワードになると思われます。
生きた人の線維ネットワークは、とてもみずみずしく、キラキラと光り輝いていました。
まとめ
TRIGGER SCHOOLでお伝えしている「筋膜調整」は動きの悪くなっている筋膜の滑走を促すことで得られる痛みの軽減や可動域の拡大、バランスや筋出力など感覚器としての活性化を狙っています。
その時、単に「硬い筋膜をほぐす」という浅はかな考え方ではなく、線維ネットワークが水和を起こし、滑走し、分裂し、そしてしっかりと伸びるようにする。このイメージを持つか持たないかで、施術効果やクライアント様へ伝えるメッセージの深みも変わってくると思いました。
目で見えていないところも含めて、感じ、表現していく。
改めて「膜・筋膜」の神秘性と可能性を感じた貴重な時間となりました。
いつも有意義で深い学びを共有させていただける仲間にも感謝です。
左から) 中村(TRIGGER)、吉田さん(Medi body)、谷さん(Kinetikos)、半田(TRIGGER)
中央下から) 唐澤さん(Total Body Make)、半田(TRIGGER)
私たちはいつもどこかで繋がっているんですね!
TRIGGER 中村