Movement Longevityを考える一日で、改めて確信したこと
先日、「Movement Longevity Mastermind」に登壇させていただきました。
今回ご依頼をいただき、私は「自律神経から考える動きの健康寿命」というテーマでお話しさせていただきました。

イベントを終えた今、最も印象に残っているのは、登壇者同士で事前に内容を擦り合わせたわけではないにもかかわらず、それぞれの講演に驚くほど共通する視点があったことです。
メイン登壇者は私を含めて4名。
専門分野も異なれば、普段の活動領域も異なります。
それにもかかわらず、
身体を部分ではなく全体として捉えること。
人が本来持つ適応能力に目を向けること。
動きを単なる筋骨格系の問題として扱わないこと。
そして健康寿命を支える土台に着目すること。
そうした根底の考え方が自然と重なっていました。
まるで4人で一つの世界観を表現していたかのような感覚でした。

(左からKinetikos代表の佳織さん、株式会社Pono Life代表の森部高史さん、BP&CO.代表の大貫崇さん)
私自身の講演では、自律神経を「整える対象」としてではなく、「適応システム」として捉える視点についてお話ししました。
自律神経というと、交感神経や副交感神経の活動状態ばかりに意識が向きがちです。
しかし、自律神経が何を基準に判断しているのかを考えると、その背景には必ず感覚入力があります。
身体の内外から入ってくる情報をもとに脳が状況を評価し、その結果として自律神経活動や行動、そして動きが生み出されます。
つまり、自律神経を理解するためには、出力だけでなく入力にも目を向ける必要があります。
そして、その感覚入力を支える重要な組織の一つがFasciaです。
Fasciaは単なる「硬い・柔らかい」を評価するための構造物ではありません。
身体の状態を感じ取り、中枢へ伝える感覚器官としての役割も担っています。
今回の講演が、自律神経やFasciaに対する見方を少しでも広げるきっかけになっていたなら嬉しく思います。
また今回、もう一つ強く感じたことがあります。
それは、人と人が直接会うことの価値です。
AIが急速に進化し、多くのことがオンラインで完結する時代になりました。
それでも同じ空間を共有し、言葉を交わし、表情を見て、熱量を感じる体験には特別な価値があります。
信頼や共感、新しい発想や気づきは、やはり人と人が直接会うことで生まれる部分が大きいと改めて感じました。
オンラインの利便性が高まるほど、オフラインの価値はむしろ高まっていくのかもしれません。
「Movement Longevity:動きの健康寿命」
その土台には自律神経があり、自律神経は感覚入力によって変化します。
そして、その感覚入力は私たちの日々の動きや環境、人とのつながりによって作られています。
今回のイベントは、そんなことを改めて確信できる一日でした。

最後になりますが、この素晴らしい機会をつくってくださったKinetikosの皆さま、佳織さん、トラビスさん、運営・関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
また、ブース出展いただいたNabosoジャパンの皆さまにも感謝申し上げます。

皆さまと同じ時間と空間を共有できたことを大変嬉しく思います。
本当にありがとうございました。
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関連リンク
Kinetikos
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