第52回日本女性心身医学会での発表報告
第52回日本女性心身医学会学術集会において、活動性が低い妊婦の鼠径部および大腿部痛に対する筋膜マニピュレーションが痛みの軽減や活動性の向上に寄与することを発表いたしました。
【発表内容の概要】
妊娠中の女性は、ホルモン変化や体重増加により、様々な痛みを経験します。
特に、鼠径部や大腿部の痛みは日常生活に大きな影響を及ぼします。
このような痛みを緩和するために、弊社では筋膜マニピュレーションを活用しました。
筋膜は、身体の痛みや動きの制限に深く関わる組織であり、その滑走性を回復させることで、痛みの改善が期待できます。
施術をしたポイントは図のとおりです。
結果は、鼠径部および大腿部の痛みの程度(NRS)は8点から0点になり、1ヶ月後も効果は継続していました。
介入から1ヶ月後には 活動性の点数が44点から92点と向上し、活動範囲の増加がみられます。
歩数は1200歩から5500歩に増加しました!
この結果は、筋膜が痛みの発生に大きく関わっている可能性を示唆しており、今後の妊娠中の痛み管理における新たな治療法として期待されます。
【弊社の研究活動について】
株式会社TRIGGERでは、筋膜の可能性に注目し、様々な症状に対するアプローチを研究しております。
今回の発表を通じて、妊娠中の女性のQOL向上に貢献できる可能性があると確信しております。
今後も科学的根拠に基づいた研究を進め、多くの方々に安心していただけるケアを提供してまいります。